みたかの杜はくぶつ館

誰しも空のデッキケースを持っています。

20230315 週報

こんばんは。三鷹です。

いや、シャン・チーです。

似すぎだろ。

 

チェンソーマン」の三鷹アサで検索した人に私の名前が目につかないようにTwitterのHNはひらがな表記にしているんですが、わざわざみたかって呼んでくれるの優しいですよね。

 

ちょっと遅いですが週報の時間です。

いつも参加しているYP野球部のご縁でスキー旅行に呼んでいただいて、そのあと東京で集まってデュエルしたりなんかして、問題のあるデッキを修正したりしていたらこんなに遅くなってしまいました。

今までで一番満足度の高い有給休暇の使い方だったと思います。

 

・スキー旅行

おおよそ5年ぶりのスキーだったんですが、自転車の乗り方を忘れないのと同じ感じでちゃんと滑り方は覚えていたようで、雪面を捉える感覚にすぐ慣れることができました。春スキー特有の雪質とレンタルスキーの質だけがアレだったので、来季は完璧なコンディションで向かいたいですね。

上越国際スキー場。眼下には南魚沼市

スキー場といえばカレー。
気前のいいおじさんがくれた1000円クーポンで食うカツカレーは美味いか?

泊まったホテル。サスペンスドラマで人が死んでそうな雰囲気。

ゲレンデが思った以上に暑かったのと、日差しのケアを忘れて火傷に近い日焼けを食らったのが誤算でした。幸いサングラスで眼だけは保護していたのですが、そこだけ日焼けを免れたことで逆にバファローズポンタみたいになってしまいました。

かわいいね

競技としてスキーをやっていた経験から、山の上で凍える思いをするのが一番怖かったので備えて行ったんですが、だいぶ裏目に出たようです。なんならデニムとパーカーで十分なぐらいの気候でした。リフトはスギ林の中を突っ切っていくようになっていたので、花粉症の人にしてみれば銃口が向いているような感じだったと思います。対策必至。

 

一泊二日のツアーだったので、滑るだけ滑って宿に戻ったら決闘者たちがすることはただ一つ…

ボードゲームです。

デュエルもした。旅にはストラクのプレマが便利。

Gods’ Gambit G ―ゴッズギャンビットG― - ArclightGames Official

「Gods’ Gambit 」というゲーム。

ルールはUNOと同じように数字の書かれた4色のカードを場に出していき、最初に手札を0にした人が上がりで、最初に上がった人以外が最後に持っていた手札のカードの数字の合計は「カルマ」としてプレイヤーに蓄積し、次のゲームに持ち越される。これを3ラウンド行ってカルマの一番少なかった人の勝ち、というもの。

UNOと異なる最大のポイントは、すべてのカードに「効果」があるということ。

プレイヤーは色や数字が合えば手札を場に出すことができますが、それをする代わりにカードに記された「効果」を他のプレイヤーに向かって使用し、行動を妨害することができるのです。

こうして効果を使用したカードもラウンド終了時に手札のカードに加えて自分のカルマとして加算されるので、文字通り「業」として積み重なっていきます。強烈な妨害カードにはより大きい数字が書かれており、中には自分のカルマを相手に押し付けたり、相手の効果を無効にするカウンターカードも存在するので、カルマを背負ってでも相手を陥れるか、もしくはカウンターを警戒して安牌をとるかの駆け引きが生まれます。

また、プレイヤーの手札に加わった瞬間公開される効果を持つ「喇叭吹き」が4枚登場すると強制的にそのラウンドが終了してしまうので、みんなにドローさせまくって全員にカルマを蓄積させる、という戦術を取ることもできます。

最速で上がろうとする人、他人の足を引っ張って蹴落とそうとする人、勝ち目が遠のいて喇叭吹きで一発逆転を狙う人が入り混じって場は混沌としていてメチャクチャ面白かったです。

見かけたら買っておくのでまた誰かとできたらいいな。

 

・リミットレギュレーション

 

ゑ????

 

本来ならこれくらいの時期に発表になる制限改定について書こうと思っていたんですが、なんか今回は毛色が違うようで…

 

現在判明している12期の顔ぶれを見る限り10期のようにOCGを揺るがす大きなルール改変があるとは思いませんが(あるならこの時期には周知しておくべき)、もしかしたら「除外状態」のカードが置かれるゾーンが新設されるくらいの事はあるかも。

すでにマスターデュエルでは墓地の傍に謎の穴があったりしますしね。

 

これまでOCGはリミットレギュレーションの発表時期を明確にはしてきませんでしたが、「Vジャンプ発売前週の日曜9時」というのがプレーヤー間での暗黙の了解でした。

「カードショップへの影響を抑えるため」とか「Vジャンプの内容が漏洩するのを問題視して早めに発表するようになった」とか(公式は何も言っていないが)納得できそうな推測もあって私もそうだろうなと思ってきました。

このタイミングで発表時期を明らかにしたのは、どうせせっかちな連中が月曜日の朝にサポートセンターに大量に問い合わせて業務に支障をきたしたとかそんなところでしょう。知らんけど。

しかしこれは図らずも公式とプレーヤーの距離が縮まったイベントになったと言えます。

 

思い返せば遊戯王は昔からユーザーとの距離感が遠めなところがあると思っていました。禁止制限の意図や、カードやテーマが誕生に至った作り手目線のエピソードも聞いたことがないし、イラストレーターの名前すら一人も知りません。(それだけの情報を漏洩させず秘匿しきっているということでもある)

 

もしかしたらどこかにカードが勝手に湧き出てくる井戸があって、KONAMIはそれを包装して売っているだけなのではないか?とすら思えるほど、(他のTCGに比べて)公式からプレーヤーは放任されていたように感じます。

その環境がフラゲ情報を取り扱う個人ブログや、カード情報を取り纏める遊戯王カードwikiを醸成したとも言えるので、悪いことではないのですが。

そんな殿様商売に慣れてしまったからなのか、どんな変化が起きても「そういうもの」として楽しめるようになってきたような気がします。

傍から見れば盲信と言えなくもないですが、私が思うに私は遊戯王OCGに何も期待していないのではないか?というのが近いでしょう。

「自分の思い通りになったから好き、楽しい」のではなく「どこを楽しめば楽しいのか」という考えにシフトできるようになった、ということです。

 

私が贔屓にしているプロ野球チームであるヤクルトスワローズは2017年にシーズン96敗という記録的な負け方をしたのですが、その時に「勝つかもしれないと思って観るから落胆が大きいのではないか」と気づけたのが大きかった気がします。観てて楽しい要素を努めて探すようにしました。ホームランが見れたからヨシ、ロッテのほうが酷い負け方してるからヨシ、イラつくならそもそもその日は観るの止めたらヨシ、みたいな。

 

みんながこの考え方でいてほしい、なんて微塵も思いませんが、遊戯王に限らずなんでも思い通りにいくわけないのに勝手に期待して勝手に憤る人は想像以上に多いので、もう少し余裕ある社会になればいいな、とは思っています。

 

今週はこのへんで。長くなっちゃったけど読んでくれてありがとうございました。