ご無沙汰しております。三鷹です。
アドベントカレンダーがきっかけで本ブログを立ち上げてから何も投稿していないので、8月にもなって今年初の投稿です。
今回は、その間に組んだのに紹介の機を逸し続けたデッキたちを簡単に紹介できればいいなと思います。
1.〈一撃必殺居合いドロー〉型【セリオンズ】
〈光の王 マルデル〉を初動に用いることでしれっと墓地に送り込み、〈居合いドロー〉を引き込んだ後〈瓔珞帝華−ペリアリス〉で蘇生、サーチした〈魔天使ローズ・ソーサラー〉に変換、ランク7の〈森羅の鎮神 オレイア〉に繋げ、手札に戻っていた〈マルデル〉をコストにデッキトップを9枚参照、〈居合いドロー〉をキメて勝つ、というものです。
上述した〈マルデル〉を初動に巻き込める点、バーンダメージによって勝利する関係上バトルフェイズをアドバンテージ回復に充てられる点などを評価し、【セリオンズ】を軸に構築していくことにしました。
そのほかに意識した点としては、デッキの中のカードを消せるカードを優先的に採用した事です。
〈ローンファイア・ブロッサム〉や〈バオバブーン〉は自身と同名のカードを3枚デッキから引っ張り出すことができます。
〈トラップトリック〉で〈エターナル・カオス〉をセットして発動すれば4枚のカードがデッキからいなくなる事になります。
そこから墓地に送るコンビとして、〈光帝クライス〉と〈精霊冥騎 -急還馬-〉のドローギミックも採用しました。
デッキトップを9枚参照したとき、その中に〈居合いドロー〉がなければコンボは失敗です。手札で発動する1枚を差し引いて2枚のカードが確実にその中にあると確信できるまで、デッキを圧縮する必要があるわけです。
2020年5月に〈居合いドロー〉をコンセプトとした構築をnoteに投稿して2年以上経ってなお改築を続けている、お気に入りのデッキです。
【セリオンズ】の地力によって高い継戦能力を得たことで、対戦での成功率も非常に高いものになっています。
2.〈妖竜マハーマ〉活用【セルフバウンス】
「ニビルを人に向かって撃ってみたい」という傲慢極まりないコンセプトのもと組まれたデッキ。
〈ユニオン・キャリア〉で装備カードをつけたモンスターを〈ギガンティック・スプライト〉のX召喚に巻き込み、装備先を失って墓地へ送られた〈クリッター〉や〈黒き森のウィッチ〉で〈ニビル〉や〈マハーマ〉をサーチ、スプライトの力で展開した〈レッド・リゾネーター〉で莫大なライフアドバンテージを得ながら、「高い攻撃力で攻撃しなければならない」かつ「それをマハーマで反射されたら死ぬ」状況に追い込んでいきます。
※〈スプライト・エルフ〉で〈リゾネーター〉を蘇生する際、〈ニビル〉より前に発動しておくと、原始生命態トークンを対象にライフゲイン効果を使えるため、より強烈なアドバンテージが期待できます!
組んでる最中に【御巫】が登場したので、〈ニビル〉や〈マハーマ〉などの「場に出てくる手札誘発モンスター」を〈御巫の水舞踏〉や〈Vivid Tail〉でセルフバウンスすることで、次の脅威を抱えながら能動的に攻めていける手段として採用しました。
発表当時からその出張性能が噂されただけあって、脆い〈七精の解門〉初動を補って余りある活躍でした。
〈ピリ・レイスの地図〉は〈解門〉初動の補助のほかに終盤御巫モンスターをサーチして詰めに行くのに使うこともできます。失ったLPは取り戻すか相手を焼き切るかすればいいので気になりませんしね!
〈チキンレース〉をセルフバウンス
アドベントカレンダーの企画の時も〈マハーマ〉のデッキを組みましたが、あの時のサプライズ要素をオミットしてあえて公開してサーチすることで圧力をかけていく、相手にとってかなりストレスフルなデッキに仕上がりました。
シンプルなコンセプト通りに纏まっててわりと気に入っています。
今後の【御巫】の強化次第ではお株を奪われかねないのだけは懸念点ですが……。
3.ストラクチャーデッキ −アルバ・ストライク−
偶然手に入ったアルティメットレアの〈カオス・ゴッデス-混沌の女神-〉を出すために組んだデッキ。今となっては誰も信じてくれませんが……。
まず要求される光属性のチューナーと光属性の手札コスト。これを満たすのに今回は〈白の聖女 エクレシア〉と〈赫の聖女 カルテシア〉にふた肌ほど脱いでもらうことにしました。
緩い特殊召喚条件を持ち、墓地に送っても融合モンスターが墓地に行ってさえいれば手札に帰ってきてくれるので、S素材と手札コストには誂え向きでしょう。
その他に必要な要素は芋づる式に決まっていきました。非チューナーは闇属性で聖女とともに4+2+2で〈ゴッデス〉になれる〈スプライト〉の展開力を借りました。〈スマッシャーズ〉で〈スプリガンズ・キット〉にタッチできる点もよかったです。
最終的には〈分かつ烙印〉で融合モンスターをコストに非チューナーを展開、〈聖女〉とチューニングして〈カオス・ゴッデス〉、というルートをとることに。
最序盤に出してもこいつなんも強くないですからね。
自然と〈分かつ〉を自分のターンに打てて、それで蘇生(帰還)させたいモンスターを揃えながら融合召喚を行うルートを考える必要があります。
そこで、かねてより構想にあった展開ルートを応用することにしました。
【アルバスの落胤】の〈アルビオン〉→〈ルベリオン〉→☆8以下の融合モンスター、と繋がる連続融合召喚に〈チェーン・マテリアル〉を適用することで事実上デッキ内の任意のモンスターを除外しながら展開ができる、というもの。〈チェーン・マテリアル〉の効果でエンドフェイズに〈アルビオン〉が墓地に行くので、次の自分のターンに〈分かつ〉でそれらをまとめて帰還させることができます。
【烙印】は一度手を出すと瞬く間にデッキがそれ一色になるイメージだったので、毒を喰らわば皿までの精神で全て任せてみることにしました。
そんなことでは好きなカードを使わない理由にはなりませんからね。
しかし優秀すぎるあまり、デッキスペースが余ってしまいました。
こうなったら【烙印】がどこまでやれるか試したくなってきませんか?
手始めにこのイロモノギャグ集団を投入します。〈ゴッデス〉のくだりとは一ミリも関係がありませんが、やりたくなったものは仕方ありません。
〈分かつ〉で送りつけたこいつに自爆特攻できるリクルーター〈軍隊竜〉も入れて…
完成!!!
【カオス・ゴッデス】
【ジャックポット7】!!!
4.【サブテラーの継承】
比較的オーソドックスな〈サブテラーの継承〉を用いたデッキ。〈ラビュリンス・バラージュ〉と組み合わせることで再セット効果までコピーし、一気に孫の代まで継承してしまおうというもの。Twitterで話題になってるのを見て組む機会を伺っていました。
しかし、いかに無尽蔵な継承エンジンも、デッキの中のリバースモンスターという限界があります。そこで【ティアラメンツ】の融合効果によってデッキの中にリバースモンスターを戻すことで解決することにしました。
継承だけし続けても勝てないので、通常罠を撃ち続けられることに意味を持たせられる【ラビュリンス】にも全面的に協力してもらいました。〈継承〉による【ティアラメンツ】の始動までにはやや時間がかかるため、耐性と打点を併せ持つ姫様に戦線を維持してもらいます。
次に〈ウェルカム・ラビュリンス〉の悪魔族縛りを抜けられる融合モンスターですが、ちょうどいいタイミングで〈暗黒界の龍神王 グラファ〉が登場したので、デュエルの終盤はこれで詰めていくことにしました。
〈龍神王〉は勝手に相手の効果をハンデスに書き換えておく効果があるので、〈ネコマネキング〉を相手が捨てさせたことにしてターンスキップすることで試合を決定づけることができます。どうせなら〈ネコマネキング〉も〈継承〉でいきなりサーチしたら面白そうなので、それっぽいリバースモンスターを見繕って完成!
おわりに
現在所持しているデッキは以上です。
皆さんは〈トラップトリック〉を採用する際に本来欲しかった罠カード以外の罠をどれくらい採用するのでしょうか?
無理に採用してデッキ枚数を膨らませるくらいなら、余った〈トラップトリック〉は手札コストにでもすればいいと言うのが今の自分の持論です。
オリーブオイルくらいの感覚で使うので最近また再録されて助かっています。
こういうのは結構個人の性質が現れるところなので、こうしてデッキを並べてみることで自己分析ができるのは書いていて楽しかったです。
実戦の機会としてオフ会には定期的に行こうと思うので、その時はここに書き切らなかった小ネタみたいなものも見せられるかもしれません。オフ会レポみたいなのも書けたらいいな。
ここまで読んでくれてありがとうございました。